バックナンバー理事長ご挨拶

 

 

菅 大樹 (菅機械工業㈱代表取締役) 

令和4年 5月

「お礼と振り返り」

会員の皆様並びに関係者各位におかれましては、日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。 
 昨年度は一昨年に続きコロナ禍の中での一年となりほとんどの事業・行事を行う事が出来ず本当に寂しく申し訳ない一年となりました。このほぼ2年間は当協会に限らず各社・各人が相当な我慢を強いられることとなりましたが、このような状態も感染防止の徹底やワクチン接種の浸透・医療体制の充実等が相まって行動制限も徐々に緩和され企業活動や個々人の動きも活発化しつつあります。それに伴い各種団体の活動も再開し始めており、当協会においても3年振りの総会・懇親会の開催や今後の各種行事の予定も組み始めています。まだまだ、状況を踏まえながらではありますが、各種行事が行われる際は改めて会員皆様のご参加等ご協力の程よろしくお願い致します。
 また、そんな中2月にはロシアのウクライナ侵攻という信じられないことも起こり、その前からの円安・資源高と相まって様々なものが値上がりや品不足となり、会員各社様におかれましても企業活動に支障が出ているのではと危惧いたします。 

 さて、当方は平成22年の5月より当協会の理事長を務めさせて頂いておりますが、この度岡室理事にその職をお願いすることとなりました。この間の皆様方の御協力とご支援へのお礼と共にその間の協会の動きをこの場をお借りして振り返りたいと思います。 
 平成21年の暮れに当時の細川理事長と前理事長の新宅顧問の突然のご訪問で当職への就任を要請され、いづれすることになるのなら早くやって早く引こうと考えお受けしたのですが、思いのほか長く務めさせて頂くこととなりました。 
 この間、平成24年には事務局を現在の場所に移転し、平成25年には公益法人制度改正に伴い社団法人から一般社団法人への移行と公益目的支出計画の策定と実行などがありました。また同年には協会の委員会制度を見直して現在の形となりました。そして令和元年には創立50周年を迎え、令和2年には事務局事務員が長年勤めて頂いた山本さんから増田さんへ代わるなど、ハイキングや野球大会などの恒例の行事の間にもいろいろなことがありました。ただその間で何よりも残念なのは会員数の減少に歯止めが掛らなかったことです。廃業等でやめられる会社様もありましたが、長年会員でいらしたところが退会されるのは、当協会の魅力を伝えきれなかった為ではと反省しかありません。また、最後の2年間はコロナ禍によりほとんどの行事が催せず会員の皆様との交流の機会が無かったことも残念でなりません。
 12年に渡り重職を全うできたのも会員の皆様のご支援と理事各位のご協力の賜物と感謝しております。本当にありがとうございました。
 そして、会員各社様のますますのご繁栄と社員・ご家族・関係者の方々のご活躍と健康・安全を祈念して最後のご挨拶とさせて頂きます。
2022年5月


 

 

 

 

 


■令和4年1月理事長挨拶

 

「雑 感」

新年明けましておめでとうございます。
社団法人大阪建設機械器具協会の皆様並びに関係各位におかれましては、ご健勝で新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。 会員の皆様には日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。 
また、顧問の大阪府議会議員横倉康幸先生を始め、国土交通省近畿地方整備局、大阪府、大阪市、社団法人大阪卸商連合会と多くの団体様からのご支援まことにありがとうございました。 本年も変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。
昨年は、一昨年に続きコロナ禍・緊急事態宣言下の自粛の一年でした。 そんな中開催の是非や観客をどうするかなどが取り沙汰された一年遅れのオリンピックや衆議院議員選挙などが行われ、また10月に全国的に宣言が解除されると人流は少しづつ戻っていきました。 その後各所で人出が戻っても感染者は減り続け、経済活動も戻りつつあります。 特に観光や旅行・飲食関係はやっと少し動き出し本当に長いトンネルから抜け出た感があるのではないでしょうか。 医療体制は次の波に備える体制も整い、政府の経済対策も次々に打ち出されコロナ禍からの脱却も進められています。
そんな暗い雰囲気を吹き飛ばしてくれたのはオリンピックでの日本選手の活躍と大リーグでの大谷選手の大活躍でした。 大谷選手の魅力は投打にわたる成績はもちろんですが、何よりも野球を楽しんでいることと謙虚でまじめな言動ではないでしょうか。 これは海を越えて本場アメリカのファンや選手・記者も感動させ年間MVPをはじめ各種表彰を総なめにしました。 また、国内に目を移すと将棋の藤井聡太棋士が王位・棋聖の二冠のタイトル防衛に加え、新たに叡王と竜王も獲得し棋士ランキングのトップとなりました。 にわか「読む将・見る将」の私としてはその異常な勝ちっぷりに胸を躍らせる限りです。
さて、前号では開催予定としておりました各種行事ですが、野球大会は関係者や参加選手やその会社の皆様のおかげで無事開催する事が出来ましたが、ハイキングについては中止ということになり、今年も本当に行事の少ない一年となってしまいました。 来年こそはワクチン接種や治療薬の開発も進み各種対策も万全となり様々な行事で皆様と共に楽しめる年になる事を祈念して、新年のご挨拶とさせて頂きます。
(この原稿を書いたのち、12月に新変異株のオミクロン株が南アフリカで発見され日本でも水際対策の強化が行われましたが、発刊された時点で第六波襲来・緊急事態宣言となっていないことを祈っています)

菅 大樹
2022年1月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■令和3年9月理事長挨拶

 

 

「TOKYO 2021」

会員の皆様並びに関係者各位におかれましては、日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。とは言いながら今年度もコロナ禍により総会・懇親会を始めほとんどの行事を中止することとなり、誠に申し訳なくまた残念な気持ちでいっぱいです。皆様方に置かれましても今年はやりたい、出来るだろうという気持ちで会社や各種団体の行事、またプライベートのことなどの計画をされていたことかと思いますが、その思いや計画もデルタ株という感染力の強い変異株により無残に打ち砕かれてしまいました。医療従事者や高齢者から始まったワクチン接種も壮年者や若者への接種が徐々に進んでいますが、非常事態宣言の効果も薄く、感染はさらに拡大し先の見通せない状況が続いています。
 当初比較的軽微だった建設業界への影響も長引くコロナ禍により深刻な事態になりつつあります。会員各社様の業績への影響が大きく、また長引かないことを願います。
 当会の今後の行事についてですが、コロナの状況を見極めながらではありますが11月の野球大会と12月のハイキングについては今のところ開催を予定しておりますので皆様方のご参加を心よりお待ちしています。
 さて、コロナウイルスの感染再々拡大により東京都などが蔓延防止措置となりさらに緊急事態宣言が発令されえる中、一年延期になった東京オリンピックが開催されました。開催の是非や観客の有無など様々な議論がマスコミや世論で起きる中、ほぼすべての会場が無観客で競技が行われることとなりました。一年の延期やコロナ禍下での体調等の不安を吹き飛ばすように日本選手の活躍は目覚ましく、開会直後から金メダルラッシュとなり中盤まではアメリカや中国よりも金メダル数が多いという状態でした。最終的には金メダルが27個・総メダル数58個という過去最高の結果となりました。もちろんメダルの数だけではなく多くのプレーやコメントが感動や喜びを与えてくれました。その中にはベテランのいぶし銀の活躍や若手や子供?のはつらつとしたプレー、そして新たに競技となったものや普段あまり目にしない競技などオリンピックならではの楽しみもありました。 
 その一方、期待された選手が力を十分に発揮できず涙を呑む姿もあり4年に一度の難しさ・厳しさも改めて感じられました。コロナ禍による一年の延期が無ければ無かったであろうドラマや選手の葛藤が感じられた、まさに2021年に行われた記憶に残るオリンピックだったのではないでしょうか。 
 普段スポーツにあまり関心のない方も4年に一度というオリンピックは、その場に立つ選手の努力や周りのサポートに思いを馳せ、素晴らしいプレーと笑顔に心を揺さぶられたのではないでしょうか。コロナに染まったこの一年半のうっ憤を晴らしてくれるかのようなプレーを見せてくれた選手たちに改めて「感動をありがとう」と言いたいと思います。
 最後になりますが、ワクチン接種や治療薬の開発と国の政策や国民の協力により、一日も早く通常の生活に戻り皆様方とお会い出来ることと、会員各社様の社員・ご家族・関係者の方々が健康・安全にお過ごし頂きます事をお祈り申し上げます。
 
2021年8月  理事長  菅 大樹

 

 

 

 

 

 

 

 ■令和3年5月理事長挨拶

 

「スポーツで感動を」

 

会員の皆様並びに関係者各位におかれましては、日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。 
 その協会運営ですが、昨年度はコロナ禍によりほとんどの事業・行事を行う事が出来ず本当に寂しく申し訳ない一年となりました。そして今年度に入りましても感染拡大は収まらず、総会をはじめとする各種行事についても昨年度と同様に当面見合わせざる得ない状況となっております。
この状況が収まり各種行事が行われる際は改めて会員皆様の各種行事へのご参加等ご協力の程よろしくお願い致します。

 

 さて、コロナのことはさておき、最近の明るい話題について触れたいと思います。 昨年はコロナへの対処方法も分らずほぼすべてのイベントやスポーツなどの人が集まることは行われませんでした。が、今年は様々な対策・制約を行いながら各種催しが行われるようになりました。 特にスポーツについては春のセンバツ高校野球や大相撲春場所、プロ野球やプロゴルフトーナメント、各種競技大会などが行われています。 この中でも、白血病から復活した女子水泳の池江選手が競泳日本選手権で優勝し東京オリンピック代表になったことと、ゴルフの松山選手のマスターズトーナメントでの優勝は見た人に感動と勇気を与えてくれましたし、プロ野球の阪神タイガースの開幕ダッシュも大阪を明るくする話題の一つかと思います。(これは人にもよりますが・・・)  
また、地震で大きな被害を受けた熊本城天守閣の完全復旧も多くの方々に希望を与えてくれたのではないでしょうか。 東京オリンピック・パラリンピックも開催の是非がいまだに問われていますが、どのような形であれ開催してテレビ越しででも素晴らしいプレーを見せてもらって、このコロナ禍の閉塞感を少しでも和らげてもらえればと思います。
 
最後になりますが、会員各社様の社員・ご家族・関係者の方々におかれましても感染予防をしっかりと行って健康・安全にお過ごし頂きます事をお祈り申し上げます。

 

2021年4月  理事長  菅 大樹
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■令和3年1月理事長挨拶 

 

「オリンピックイヤー?」

 

新年明けましておめでとうございます。
社団法人大阪建設機械器具協会の皆様並びに関係各位におかれましては、ご健勝で新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。会員の皆様には日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。
また、顧問の大阪府議会議員横倉康幸先生を始め、国土交通省近畿地方整備局、大阪府、大阪市、社団法人大阪卸商連合会と多くの団体様からのご支援まことにありがとうございました。本年も変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。
昨年は、皆様ご承知の通りコロナに明けコロナに暮れた一年でした。その為、前号では開催予定としておりました野球大会やハイキングも中止とし、本当に何も行事のない一年となってしまいました。皆様におかれましても公私ともにわびしい一年だったのではと推察致します。今年は何とか少しでも早くこの騒ぎというか禍(わざわい)が終息して新たな生活習慣の下、様々な行事や活動が行えるようになることを切に願います。昨年の当方の1月の巻頭言を読み返してみると「オリンピックイヤー」の表題で一昨年のラグビーワールドカップの盛り上がりや東京オリンピック・パラリンピックへの期待などわくわく感でいっぱいの年の始まりでした。今年は改めてそのオリンピックの年となりますが、それも完全な形でというわけにはいかないのではないでしょうか。(この原稿は2020.12月上旬に書いており、発刊された時点で中止というようなことになっていないことを祈っています)

 さて、毎回コロナ禍のことばかりを書くのも気が滅入りますので、今回は明るい話題を!と思ったのですが、そんなことを考えているうちに第三波が今まで以上に強烈な形でやってきてしまいました。
北海道・札幌での急速な感染拡大に端を発し、大阪・名古屋・東京の3大都市圏でも感染者や重症者が増え続け医療崩壊の危機も叫ばれるようになりました。そして、一部地域でのGO TO事業の一時見直しや飲食店の時短・自粛要請などが始まり、さらには緊急事態宣言の再発令まで言われ始めました。年末年始恒例の各種行事もほとんどが縮小・中止となり、多くの人が親しい方々と顔を合わす機会を奪われています。建設業界はコロナ禍の影響は他業界に比べ比較的少なくはありますが、会員各社様におかれましても社業への影響はゼロではないのではないでしょうか。また短期的かもしれませんが、今後の建設需要のダウンは避けられないでしょうから、今から仕事量の減少に備える必要があるでしょう。ただ、明るいニュースとしてアメリカの製薬会社数社が有効性の高いワクチンの開発に成功したとの報や日米の株価は上昇傾向が続いています。いづれにしても有効なワクチンや治療薬が広く全世界に行き渡る体制が出来るまでは感染の拡大と縮小の一進一退が続くのではないでしょうか。毎回締めは同じようになってしまいますが、やりたい事が出来、会いたい人にいつでも会える日が一日も早く来ることを願ってやみません。
このような情況ではありますが、本年も会員各社のますますのご隆盛と各社社員様・ご家族様の健康を祈念して新年にあたってのご挨拶とさせて頂きます。

2021年1月  菅 大樹

 

 

 

■令和2年度9月理事長挨拶

「2020の夏」


会員の皆様並びに関係者各位におかれましては、日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。 
 4月より新たな体制で迎えた新年度ですが、「新型コロナウイルス」の感染拡大・防止の観点から5月の総会・懇親会の中止と書面による決議などほとんどの行事を中止することとなりました。 皆様方に置かれましても会社や他団体の行事の中止や個人の計画の変更・中止を余儀なくされていることと存じます。  
このすべての人の予定や人生を狂わせた「コロナ禍」がいつまで続くのか、本当に早く終息のめどが立ってほしいものです。そして、当会の今後の行事についても屋内型や飲食を伴う行事は引き続き中止とさせて頂きますが、11月の野球大会と12月のハイキングについては今のところ開催予定であります。が今後の状況によっては変更の可能性も踏まえ慎重に検討して参りますので、開催の際はご参加の程よろしくお願いいたします。

 5月発刊の当会報にてその時点までの「新型コロナウイルス禍」について書かせて頂きましたが、その後の状況は皆様ご承知の通り終息はおろか出口の見通しさえ立たない中、様々な情報と施策が行き交っている状況です。 6月頃は新宿歌舞伎町に代表される「夜の街」特有の事かと思ったのもつかの間、あっという間に東京から関東へ、そして大阪・名古屋の大都市から沖縄など観光地や地方にまで広がってしまいました。
 東京を除くGotoキャンペーンや自治体独自の緊急事態宣言や医療崩壊懸念など本当に「コロナ一色」の夏になっています。どこかの都知事が「特別な夏」と銘打った2020年の夏は確かに異様な風景ばかりの夏になりました。 
夏の風物詩のような高校野球は春の選抜出場予定校の思い出甲子園試合となり、プロ野球や大相撲・J1サッカーなどは開幕したものの無観客や少数の観客による開催となっています。広島・長崎の平和祈念式典なども関係者のみのしめやかに行われました。 
また、学校は8月まで授業があり2週間程度の短い夏休みとなり、海やプールでの子供のはしゃぐ声も少なくセミの声だけがひときわ大きく響いています。
 そして、お盆に田舎に帰省する人も少なく、帰る場合も人目を忍ぶような様子で新幹線も飛行機も高速道路もガラガラの本当に異例の夏となっています。それに追い打ちをかけるように長い梅雨が明けた途端、35度を連日越える猛暑が始まり熱中症とコロナのダブルパンチで体も経済もフラフラの状態です。
 各国・各機関ではワクチンや治療薬の開発が進められ秋にも実用化されるのでは、とも言われていますが、それで一気に解決とはとても思えません。当面かインフルエンザのようにずっとなのか、は分かりませんが当分このウイルスとは付き合っていかなくてはならないのでは?と感じています。
 結局は、デマや噂に騙されず最新の正しい情報を自分なりに取捨選択し「正しく恐れて」過剰過ぎず過少でもない対策を着実にやり続けるしかありません。

こんな夏が2020年の一年だけの特別な夏であることを願い、社会活動と共存する「新たな生活様式」を確立して景 

2020年8月  菅 大樹

 

 

 

 

■令和2年度4月理事長挨拶

「オリンピックイヤー?」


会員の皆様並びに関係者各位におかれましては、日頃より協会運営に深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。 

当協会におきましては、この新年度で役員の改選を行い新たな理事を迎えることとなりました。退任される方々におかれましては、長年当協会運営にご尽力頂きましたことを感謝申し上げると共に、新理事には新たな視点からの協会運営へのご参画を期待するところであります。留任理事と共に会員の皆様に少しでもお役に立てるような協会運営を行って参りたいと思いますので、会員皆様の各種行事へのご参加等ご協力の程よろしくお願い致します。

現況で最大の関心事である「新型コロナウイルス禍」について触れさせて頂きます。
 発生源の中国では旧正月の春節とも重なり爆発的な感染拡大をしましたが、社会主義特有の強烈な抑え込みで全国的な感染拡大は免れ、早期に縮小しているように感じました。 その間に韓国に代表される中国との関わりが深いのアジア圏で感染が広がり、日本でもクルーズ船やライブハウス・屋形船などで発生したクラスター感染が医療・療養施設でも起こり、感染ルート不明が夜の街のせいにされ、オリンピックの延期そして緊急事態宣言が出されてしまいました。
 また、世界では韓国に次いでイタリア・イランで急拡大し、ヨーロッパ各国に広がり各地で目を疑うような光景の都市封鎖(ロックダウン)が起こりました。そして、対岸の火事のように見てスーパーチューズディなどで沸いていたアメリカにも感染者がずば抜けて多くなりました。 株価や景況はリーマンショック以上の下落となり各国は大規模な医療や景気への対策予算を発表していきました。
 国内においても景気への悪影響は甚大で、特に旅行関係や娯楽・飲食の業界がすぐに影響を受け、次いで日用品以外の小売りの売れ行きが悪化しています。 幸い建設関連は一部資機材の供給が滞っていますが、工事現場はほとんどが継続しており直接的な影響は他産業ほどではありません。が、工事も一回りすれば景況悪化による着工見直しなど悪影響は避けられませんので、今から備える必要があるのではないでしょうか。 
このコロナのなにが怖いのか?なんでこのような状況になっているのか?ですが、それは広がりの早さや死亡率ももちろんですが、一番はやはり見えない・よくわからない・今までなかった、という未知への恐怖と誰にでも起こりうるという点ではないでしょうか。人は未知のモノには興味と怖れを抱きますが、今回のコロナには恐怖しかありません。 そしてもう一点は確実な対策が無いということです。密閉・密集・密接の三密を避ける、手洗い・消毒の徹底というある意味原始的且つ受け身的で絶対ではない対策しかないというのがさらに不安をあおっています。
とにかく一刻も早く有効な治療法や予防法が確立してこの状況が終息することを願います。
 

2020年4月  菅 大樹